猫が水を飲まない?脱水症状にならないための工夫をしよう!
猫は水が苦手…というのは有名ですが、飲み水は別です!人間と同じく生命活動を維持していくためにも水分補給は欠かせません。しかし、猫によっては水を飲み過ぎてしまったり、逆に水を飲まなすぎたり…今回は特に水をあまり飲みたがらない猫に関する脱水症状にならないための大切な工夫について解説して行きます。大切な猫の健康を守る参考にしてください!
目次
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なぜ?猫が水を飲まない理由
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新鮮な水を用意しよう!
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水飲み場の場所を変えてみよう!
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流水を用意してあげよう!
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食事で水分を確保しよう!
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なぜ?猫が水を飲まない理由
猫が水を飲みたがらない理由はさまざまにあるようです。ここでは代表的なものを紹介して行きます。
- 水の品質が悪い
水が汚れていたり、古くなっていたりすると猫も敬遠するようです。必要以上に敏感になる必要はありませんが、なるべく綺麗な水を用意してあげましょう。
- 水の温度が悪い
水が冷たすぎたり、あたたかすぎたりしても良くないようです。夏場は室温程度、冬場は室温程度かそれより少しぬるいくらいが丁度良いでしょう。
- 周囲の環境の問題
野生の動物にとって水を飲んでいる間や食事をとっている間は天敵から襲われやすい瞬間です。野生の勘が残る猫は落ち着かない場所で水を飲むことを嫌うようです。猫が水に口をつけそうな時は、過度に注目したり周りで大きな音を立てたりしないようにしてあげましょう。
- 体調が悪い
消化器系や腎臓などにトラブルを抱えていると水分の摂取量が変化するようです。いつもは水を飲んでいたのに急に水分の摂取量が変化したときは猫の体に異変が起きている兆候かもしれません。注意深く観察してあげた上で必要に応じて獣医に相談できるようにしましょう。
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新鮮な水を用意しよう!
さて、これらを踏まえて、まずは新鮮な水を用意してあげましょう。ボウルやお皿で水を用意している場合は少なくとも食事のタイミングで入れ替えるようにしましょう。また、猫によっては水道から直接飲むことを好む場合もあるようです。キッチンなどで猫がアピールをしている場合は水を欲しているのかも!
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水飲み場の場所を変えてみよう!
次に水飲み場の場所についてですが基本的には食事スペースと同じで構いません。しかし、夏場必要以上に日光が当たる場所であったり、冬場特に寒くなるスペースにある場合は食事スペースと共に場所を変えてあげると良いかもしれません。また、水道から直接飲む習慣がある場合は食事スペースとは別に水場の近くにも用意してあげると良いでしょう!
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流水を用意してあげよう!
飼い主さんの長時間の外出中など新鮮な水が用意できない場合や、特に水道から水を飲む習慣が強い猫を家で待たせる場合は自動で水が流れるタイプのアイテムを用意してあげても良いかもしれません。新鮮な水を好むのと同様、止まった水よりも流れている水を好む傾向が強いみたいです。
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食事で水分を確保しよう!
これらの工夫をしてもあまり水を飲みたがらなかったり、水を飲むのが苦手だったりする猫もいるようです。このようなケースではウェットフードの導入など食事面での工夫を施してあげましょう。一般的なドライフードは10%程度しか水分が含まれていない一方でウェットフードは形状によって50%~80%近くも水分を含んでいます。フレークタイプやパテタイプ、スープタイプなどが用意されています。猫の食事習慣や水分摂取量に合わせて調整してあげましょう。
ワンポイント
猫も人間と同じく水がないと生きていけません。私たちは水道から簡単に水を飲むことができる一方、猫の場合はそうはいきません。猫が水を飲みたがっている時はすぐに気づいてあげられるようにした上で、飼い主さんがすぐには構ってあげられない時でも猫が自由に水分を取れるように工夫してあげましょう!大切な猫の健康を守って、猫と飼い主さんの幸せな時間を楽しんで行きましょう!